【ホテル業界】リブランド、そのとき現場で働く人は何を思う?-VOL.72

「明日から、ホテルが変わります」

ホテルの名前が変わる。
ロゴが変わる。
サービスの考え方が変わる。
場合によっては、制服やオペレーションまで変わる。

前回のコラムでは、ホテルそのものの視点から「リブランド」について考えました。
では、そのホテルで働いている人たちは、リブランドをどのように受け止めるのでしょうか。

「新しいブランドで働けるのが楽しみ」
「これまでやってきたことは、どうなるんだろう?」

きっと、その受け止め方は人によってさまざまです。

期待する人、戸惑う人

リブランドは、現場にとっても大きな変化です。
新しいブランドの考え方を学んだり、サービスの基準が変わったり、新しい業務に取り組んだり。
これまでとは違う経験ができることを、楽しみにする人もいるでしょう。
一方で、
「今までのやり方は変わるの?」
「自分の経験はこれからも活かせる?」
そんな戸惑いを感じる人もいるかもしれません。
同じホテルで働いていても、リブランドという変化の受け止め方は、一人ひとり違います。

「変わるもの」と「変わらないもの」

リブランドによって、ホテルのサービスや運営方法が変わることがあります。
新しいブランドの価値観を理解し、それに合わせて仕事の仕方を変えていくことも必要になるでしょう。
でも、すべてがゼロから始まるわけではありません。

そのホテルで積み重ねてきた経験。
地域とのつながり。
お客様との関係。
そして、現場で身につけてきた判断力や対応力。

こうしたものは、ブランドが変わったからといって、なくなるものではありません。
むしろ、新しいブランドの中で、それまで培ってきた経験が活かされる場面もあるはずです。

これまでの経験は、なくならない

新しいことを学ぶとき、私たちはつい、
「今までのやり方を捨てなければならない」と考えてしまうことがあります。
でも、リブランドは「過去をリセットすること」とは少し違うのかもしれません。
これまでの経験を土台に、新しい考え方やサービスを重ねていく。
そう考えると、リブランドは現場で働く人にとっても、自分の経験を改めて見つめ直す機会になります。

「自分がこのホテルで身につけてきたものは何だろう?」
「新しいブランドの中で、それをどう活かせるだろう?」

そんなことを考えるきっかけにもなるのではないでしょうか。

リブランドは、仕事を見直すきっかけにもなる

もちろん、リブランドをきっかけに、これからの働き方を考える人もいるでしょう。
「新しいブランドで、もう一度挑戦してみたい」
「これまでの経験を活かしながら、新しいことを学びたい」
そう思う人もいれば、
「これを機に、別の環境に進んでみようかな」
と考える人もいるかもしれません。

どちらが正しいということではありません。
ホテルが変わるとき、自分自身の仕事やキャリアについて考える。
リブランドは、そんなタイミングにもなり得るのだと思います。

まとめ

リブランドによって変わるのは、ホテルの名前やロゴだけではありません。
そこで働く人にとっても、新しい考え方や仕事の進め方に触れる機会になります。
期待する人もいれば、戸惑う人もいる。
そして、その変化をきっかけに、自分のこれからを考える人もいる。
ただ、ひとつ忘れてはいけないのは、
ブランドが変わっても、これまで積み重ねてきた経験まで消えるわけではないということ。
リブランドは、ホテルにとっての新しいスタート。

では、そこで働く人は立場によって役割や受け止め方が変わってくるのでしょうか。
次回は少し視点を変えて、ホテルと現場の間に立つ「管理職」から、リブランドを考えてみたいと思います。

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