📢新着📢【管理職は“罰ゲーム”?】若手が昇進したがらない時代、ホテル業界で起きていること-VOL.46
「できれば、管理職にはなりたくないです。」
最近、そんな声を若手世代から聞く機会が増えています。
かつては、“昇進=キャリアアップ”という考え方が一般的でした。
役職が上がる。
給与が上がる。
裁量が広がる。
より大きな仕事を任される。
管理職になることは、ある種の“到達点”として捉えられていた時代もありました。
けれど今、その価値観が大きく変わり始めています。
特にホテル業界では、「管理職になりたい人が減っている」
そんな現場の声が、静かに広がっています。
なぜ若手は“昇進したがらない”のか
理由は、とてもシンプルです。
「責任に対して、負担が大きすぎる」
そう感じる人が増えているから。
ホテル業界では慢性的な人手不足が続いており、管理職であっても“現場に入りながら管理する”
プレイングマネージャー化が進んでいます。
本来であれば、
・人材育成
・数値管理
・チームマネジメント
・業務改善
・他部署連携
などを担う立場であるはずが、実際には、
・現場フォロー
・シフト穴埋め
・クレーム対応
・休日対応
・緊急時対応
に追われ、自分自身が“プレイヤー”として走り続けているケースも少なくありません。
「マネジメントをするための時間がない」
これは、今のホテル業界で非常によく聞く悩みです。
「責任は重い。でも権限はない」という現実
さらに、若手世代が管理職を敬遠する背景には、“責任と権限のアンバランス”があります。
売上責任はある。
部下育成の責任もある。
ハラスメントリスクにも気を配らなければならない。
けれど一方で、
・人員を増やす決定権はない
・予算も限られている
・現場改善にも承認が必要
・働き方を根本的に変えられない
そんな環境の中で、「責任だけが増えていく」と感じる管理職も少なくありません。
そして近年は、コンプライアンス意識の高まりによって、管理職に求められる“配慮”や“対応力”も
急激に増えています。
昔より繊細さが求められる一方で、現場の余裕は減っている。
このギャップが、管理職というポジションをより難しいものにしています。
起きている“給与逆転現象”
そして、見過ごせないのが給与面の問題です。
管理職になると、役職手当がつく代わりに、残業代支給対象から外れるケースがあります。
その結果、
「現場で残業している部下のほうが、月収が高い」
という“給与逆転現象”が起こることも。
若手世代からすると、
「責任は増えるのに、自由も減る」
「休日でも電話が来る」
「精神的負荷も大きい」
それなのに、「収入が劇的に増えるわけではない」。
これでは、“昇進したい理由”を見つけにくいのも自然なことなのかもしれません。
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