📢新着📢 【管理職になったのに、手取りが減った?】ホテル業界で起きる“名ばかり管理職”の 現実−VOL.25
昇進=収入アップ、のはずが…
「管理職に昇進、おめでとう!」
そう言われた瞬間、嬉しさと同時に少しの不安が胸をよぎったこと、ありませんか?
ホテル業界では、現場で頑張ってきた人が管理職にステップアップすることが多いけれど、実際には手取りが減るケースも珍しくありません。
数字で見ると小さな差かもしれませんが、現場ではかなりリアルに感じるものです。
実際、「マネージャーになったのに手取りが減った」という声も少なくありません。
💬 “名ばかり管理職”の落とし穴
法律上、管理監督者(いわゆる管理職)になると、時間外手当が対象外となることがあります。
しかし、実際には「人員不足の現場でシフトを回す」「残業も夜勤もこなす」など、労働実態が一般社員と変わらないケースも。
それでも「管理職だから」として手当が支給されず、結果的に実質的な減収につながってしまう。
これが、ホテル業界における“名ばかり管理職”問題の典型です。
「責任だけ重くなり、給与はむしろ減る」──そんな逆転現象に、疲弊してしまう管理職が増えています。
“名ばかり管理職”ってどんな状態?
法律上の「管理監督者」に当てはまるには、
- 労働時間を自分でコントロールできる
- 経営に近い立場で判断権がある
- それに見合った報酬を受けている
という条件を満たす必要があります。
でもホテルでは、現場勤務や夜勤を続けながら「管理職」とされることも。
責任だけ増えて待遇が追いつかない―まさに現場あるあるです。
それでも管理職になる意味
給与面だけを見ると損に感じることもありますが、管理職の価値はキャリア形成にあります。
- 部下育成やチームマネジメントの経験
- 現場と経営の橋渡しとしての判断力
- 将来的に本部職や支配人職へのステップ
こうした経験は、次の転職やキャリアアップに直結する“武器”になるのです。
某ホテルマネージャーKさんの現場から見たリアル
以前、ホテルマネージャーとして現場に立っていたKさんのお話によると
- 夜勤やシフト業務は変わらず
- スタッフの教育やクレーム対応など業務量は増加
- でも管理職手当だけでは以前より手取りが少なくなることも
正直、最初は「えっ、昇進したのに?」と戸惑いました。
でも、この経験でマネジメント視点や経営感覚を学べたことは、今のキャリアの大きな財産になっています。
まとめ:肩書きより、自分のキャリア軸で考えよう
ホテル業界では、責任と報酬のバランスにギャップが生まれやすい現実があります。
だからこそ、昇進を「ゴール」ではなく「次のキャリアへのステップ」として考えることが大切です。
たとえ名刺に“マネージャー”の肩書きが入っても、手取りが減って生活が苦しくなるようでは本末転倒。
昇進は「役職」ではなく「自分の成長にとって意味があるか」で判断する視点を持つことが、長く働き続けるためのカギです。
そのために、昇進の話が出たときには、次の5つのポイントをチェックしてみてください。
1️⃣ 💰給与・手当
昇進後の手取りは?夜勤・残業手当は?
2️⃣ 📋業務量と責任
責任は増えるけど、業務量は適正か?
3️⃣ ⚖️裁量・権限
チーム運営や判断の自由度はあるか?
4️⃣ 🚀キャリアのステップ
本部職や支配人への道につながるか?
5️⃣ 🤝職場文化・人間関係
スタッフや上司とのコミュニケーションは安心?
💡給与だけで選ばず、「働き方」「成長」「人との関係性」も含めて見極めること。
この視点を持てる人こそ、ホテル業界で“自分らしいリーダーシップ”を築けるはずです。
ホテル管理職求人が豊富な転職サイト「HOTELIER.Jobs」 ではただ求人をご紹介するだけではなく、
あなたがどんなキャリアを重ねていきたいのか、転職への想いや困っている事等、ヒアリングをしながら、
転職サポートを行っています。
何となく転職を考え始めた、でもどう動けばいいのかわからない。。。
是非一度ご相談ください😊
※参考文献
唐澤経営コンサルティング事務所 「なぜ管理職の給料が下がるのか?その理由と会社の仕組みを解説!」
https://karasawaconsulting.jp/karacon_20250303_02/ (参照:2025.10.22)
