📢新着📢【転職活動】「木を見て森を見ず」になっていませんか?-VOL.70
転職活動では、求人票に書かれているさまざまな条件を確認します。
給与、休日、勤務時間、勤務地、福利厚生、通勤のしやすさ。
どれも、仕事を選ぶうえでは大切な条件です。
だからこそ、「この条件は譲れない」「ここが気になる」と、一つひとつの項目を細かく見ることも必要です。
ただ、ときには一つの条件に目が向くあまり、転職そのものを全体で考えることを忘れてしまうことがあります。いわゆる「木を見て森を見ず」という状態です。
「その条件」は、自分にとってどれくらい重要?
転職相談をしていると、
「仕事内容にはとても魅力を感じるけれど、ある条件が気になる」という話を聞くことがあります。
もちろん、その条件を重視すること自体は悪いことではありません。
大切なのは、その条件だけで判断する前に、
「それは、自分にとってどれくらい重要なことなのか?」と、一度考えてみることではないでしょうか。
たとえば、今の職場を辞めたいと思っている理由が「収入面」にあるとします。
一方で、転職先には、今の職場にはない別の費用負担がある。
その場合、「負担が発生する」という一点だけを見るのではなく、
「年間で考えるとどうなのか」
「転職することで、収入や働き方はどう変わるのか」
「その負担について、希望条件として相談できる余地はないのか」
と、少し視点を広げてみる。
一つの条件だけを見ていると「デメリット」に見えていたものが、全体で考えると、必ずしもそうとは限らないことがあります。
もちろん、給与や費用の問題は人によって重要度が違います。
だからこそ、「気にするべきか、気にしなくていいか」ではなく、自分にとってどのくらいの意味を持つ条件なのかを考えることが大切なのです。
「ない」だけで、選択肢から外していい?
もう一つ、転職相談で考えさせられることがあります。
「どうしても行きたい会社がある。仕事内容も魅力的で、条件も良い。ただ、希望していた制度が一つない。それが気になって、応募するか迷っている」
そんな相談です。この場合も、その制度が必要かどうかは人によって違います。
もし、その制度を使う場面が日常的にあるのであれば、重要な条件になるでしょう。
一方で、実際にその制度を利用する機会が年間にどのくらいあるのかを考えてみると、「なくても大きな問題ではない」と判断できる可能性もあります。
つまり、
「その制度があるか、ないか」だけを見るのではなく、「自分の生活の中で、それがどのくらい必要なのか」を考えてみる。
ここにも、「木」と「森」の違いがあります。
求人票に書かれている条件は、基本的には「ある・ない」「○○円・○○日」といった情報です。
でも、実際にその仕事をするのは自分自身。
その条件が、自分の働き方や生活にどう影響するのかまで考えて、初めて「自分にとって必要な条件」が見えてきます。
「条件を見る」と「条件だけを見る」は違う
転職活動では、条件をしっかり確認することが大切です。
ただ、
「条件を見ること」と「条件だけを見ること」は、似ているようで少し違います。
給与だけを見る。
休日数だけを見る。
通勤時間だけを見る。
福利厚生だけを見る。
どれも大切な情報です。
でも、転職は一つの条件を選ぶものではありません。
仕事内容、人間関係、勤務地、給与、休日、働き方、将来のキャリア。
さまざまな要素を合わせて、「この仕事を選ぶことが自分にとってどういう意味を持つのか」を考えるものです。
そして、もう一つ大切なのが、「その条件は、本当に譲れないものなのか?」と自分に問いかけてみること。
「絶対に譲れない条件」と「できれば叶えたい条件」は、同じではありません。
すべての条件を完璧に満たす求人を探していると、もしかすると、本当に自分が望んでいる仕事との出会いを逃してしまうこともあります。
反対に、何でも妥協すればいいということでもありません。
だからこそ、自分にとっての「優先順位」を整理することが必要なのです。
ときには、一歩下がって「森」を見る
転職活動では、目の前の条件が気になってしまうのは自然なことです。
だからこそ、迷ったときには、一度だけ少し離れて考えてみる。
「この条件は、自分にとってどれくらい大切なのか」
「年間を通して考えると、どのくらい影響するのか」
「ほかの条件と合わせて考えると、どう見えるのか」
「この条件がないことで、本当にこの仕事を諦めるほどなのか」
そうやって一つひとつ整理していくと、今までとは違った選択肢が見えてくるかもしれません。
木を見ることは大切です。
でも、ときどき一歩下がって、森を見る。
転職先を選ぶときに必要なのは、求人票の条件を細かくチェックすることだけではありません。
「その条件が、自分にとってどんな意味を持つのか」まで考えること。
それが、自分に合った仕事を選ぶための、もう一つの視点なのではないでしょうか。
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