📢新着📢【50代後半~60代からでも転職できる?】ホテル業界で求められる“経験という価値”-VOL.48
「もう若くないから…」
「年齢的に難しいですよね...」
転職相談で、そんな言葉を耳にすることがあります。
特に大手ホテルチェーンや歴史あるホテルで長く勤務されてきた方ほど、その傾向は強いように感じます。
「定年まであと数年」
「今さら転職なんて難しい」
「自分を採用してくれる会社なんてあるのだろうか」
そう考えてしまうのも無理はありません。
実際、多くのホテル企業では60歳定年、再雇用でも65歳までという制度が一般的です。
長年その環境で働いていると、いつの間にか
"自分の市場価値の期限=会社の定年"
と考えてしまうことがあります。
でも、本当にそうなのでしょうか。
自分で可能性に蓋をしてしまう人が増える
最近ご相談いただいた求職者の方々を見ていて、興味深い共通点がありました。
30代の方は、
「もっとキャリアアップしたい」
「年収を上げたい」
「新しい環境に挑戦したい」
と、未来の可能性に目を向けています。
一方で40代になると、
「転職できるだろうか」
「年収が下がらないだろうか」
「家族もいるし…」
と、少しずつリスクを意識するようになります。
そして50代後半から60代以上になると、
「もう需要はありませんよね」
と、自分自身で限界を決めてしまう方が少なくありません。
けれど実際の転職市場では、その認識と企業側の評価が大きくズレていることがあります。
企業が見ているのは「年齢」ではなく「経験の再現性」
ホテル業界では今も人材不足が続いています。
その中で企業が求めているのは、単純な労働力ではありません。
特に成長企業や新規開業を進める企業が求めているのは、
・組織づくりができる人
・人材育成ができる人
・マネジメント経験がある人
・ホテル運営を理解している人
・問題解決ができる人
です。
つまり、「5●歳だから採用したい」のではなく、「その経験を自社でも活かしてほしい」と考えているのです。
本部機能の中核を担うのは、経験豊富な人材であることも多い
実際にホテル業界を見渡してみると、運営本部や事業推進部門、開業準備室などの中枢には、50代後半から60代の方々が数多く活躍しています。
・新規ホテルの開業
・既存ホテルの立て直し
・人材育成の仕組みづくり
・複数施設の統括運営
こうした役割は、一朝一夕で身につくものではありません。
長年の経験の中で培われた判断力や対応力が求められます。
企業が評価しているのは年齢ではなく、「この人は何を成し遂げてきたか」なのです。
「あなたはいったい何者?」と驚かれた総支配人の話
以前、あるホテルの総支配人からこんな話を聞きました。
海外からのVIPゲストを、総支配人としてロビーでお迎えしたそうです。
これはホテルではよくある光景です。
ところがその後、人手が足りなかったためレストランのサポートに入り、オーダーテイクをしていました。
すると偶然にも、そのVIPゲストのテーブルを担当することに。
さらに翌日。
今度は客室清掃のヘルプに入っていたところ、偶然そのVIPゲストの隣の部屋を担当することになったそうです。さすがに驚いたVIPゲストは、「あなたはいったい何者なんですか?」と笑いながら声をかけたそうです。
総支配人でありながらレストランにも立つ。
客室清掃にも入る。
その姿に、きっと驚いたのでしょう。
でも私は、この話を聞いて"経験豊かなリーダーの本質"を感じました。
人が足りないことを知っていて見て見ぬふりをしない。
肩書よりもホテル全体を優先する。
必要な場所に自ら足を運ぶ。
そんな姿勢だからこそ、多くのスタッフから信頼され、慕われていたのだと思います。
年齢とともに価値が増す経験もある
もちろん体力だけで言えば、若い世代にかなわない部分もあるでしょう。
しかし、
・先を読む力
・人を育てる力
・組織をまとめる力
・トラブルを未然に防ぐ力
・ゲストとの信頼関係を築く力
こうした能力は経験によって磨かれていきます。
そしてホテル業界では、それらが大きな価値になる場面が少なくありません。
年齢を重ねることで失われるものもあります。
でも同時に、経験によってしか得られない価値も確実に存在します。
まとめ|経験は、年齢とともに価値を増していく
50代後半や60代で転職を考える方の中には、「もう遅いのではないか」と感じている方もいるかもしれません。
けれど私たちは、これまで多くの転職支援を通じて、60代で新たな活躍の場を見つけた方々を見てきました。
企業が求めているのは、年齢そのものではありません。
長年積み重ねてきた経験。
人を育ててきた実績。
組織を支えてきた知恵。
そして、必要なときに自ら動ける姿勢。
そうした価値は、年齢とともに失われるものではなく、むしろ磨かれていくものです。
もし今、
「自分にはもう可能性がないかもしれない」
そう感じているなら、一度立ち止まって振り返ってみてください。
あなたがこれまで積み重ねてきた経験は、誰かにとって必要とされる価値かもしれません。
そしてその価値は、まだまだ次のステージでも活かせるはずです。
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