【適応能力のあるホテルマンになる 】―「こうあるべき」じゃなく「どう進化できるか」-VOL.22
「議論の中で一時的に口を利かなくなる時もあるけれど、どう進めば良いかを前向きに捉え、
行動ができるメンバーたちだと信じている」
先日の新規開業案件の打ち合わせで、採用責任者の方が語ったこの言葉が心に刺さりました。
衝突や意見の違いがあっても、“信頼できる仲間”としてお互いを認め合う。
そこには、これからのホテルマンに求められる大切な資質が表れていると感じます。
バックグラウンドの違いが集まるからこそ
リゾート、シティ、ビジネス、海外、旅行会社。
新しいホテルづくりの場には、本当にさまざまな経験を持った人が集まります。
当然、意見が食い違うこともあれば、価値観がぶつかることもあります。
「前に勤めていたホテルではこうだった」
「ホテルとはこうあるべきだ」
そんな声が出るのは自然なこと。
でも、新しいホテルを作る時に大切なのは「自分の正解を押し付けること」ではなく、
「経験を掛け合わせること」なのだと思います。
衝突があるからこそ生まれるもの
適応能力とは、ただ周りに合わせることではありません。
時には意見がぶつかり、気まずい空気になることもあるでしょう。
それでも「どう進めていくか」を考え、前を向けるチームは強い。
そして、「この仲間となら大丈夫」と信じられること。
その土台があってこそ、チームは強く、しなやかになっていきます。
適応能力がキャリアを豊かにする
ホテル業界はこれからも変化し続けます。
インバウンド需要の高まり、働き方の多様化、デジタル化の加速。
そんな変化の中で、自分の枠を広げ、違う考えや新しい文化に柔軟に適応できるホテルマンは、
どんな環境でも輝き続けるはずです。
まとめ
「適応能力のあるホテルマンになる」—
それはスキル以上に“姿勢”であり、文化そのもの。
リスペクトを土台に多様な経験を掛け合わせ、化学反応を生み出す。
多様な経験や価値観を受け入れながら、新しいホテル、新しいチーム、新しいブランドを創り上げていく
しなやかで力強い姿勢。
そんなホテルマンこそ、これからの時代に最も必要とされる存在ではないでしょうか。
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